<CD> 〜涙〜 ジョン・フェイヒィ・トリビュート
〜Namida〜 John Fahey Tribute
〜涙〜 ジョン・フェイヒィ・トリビュート
プロデュース:浜田隆史
〜涙〜 ジョン・フェイヒィ・トリビュート
プロデュース:浜田隆史
■ジョン・フェイ[John Fahey (1939-2001)]は、自然発生的なブルースやフォーク・ミュージックを意図的に越えて、アーティスティック(芸術的)なスチール弦ソロ・ギター演奏の方向性を、1959年のアルバム『Blind Joe Death』で明確に示し、その後タコマ・レーベルをはじめとした多くの作品により、「アメリカン・プリミティブ・ギター」といわれるギター・スタイルを開拓しました。ウィンダム・ヒルなどのニュー・エイジ音楽に与えた影響は計り知れませんし、後年はジム・オルークらいわゆる実験的音楽の範疇でも再評価され、今さらながら多くのミュージシャンの敬愛を集めています。
■本作は、浜田隆史プロデュースのもと、ジョン・フェイの生前の作品にインスパイアされた日本のギタリストたちよって制作されたCDです。今までの日本のフィンガースタイル・ギター界では意図的に無視されがちだった、不快感、怒り、あきらめ、そして未練といった、負の感情を表した作品集です。何か奇妙で、しかしどこか美しい、ギターの迷宮に迷い込んで下さい。